日本のコロナ感染対応は基本的に間違っている。世界的には被害が少ないと評価されているとおいう話もあるが、これはたまたま運良く、この程度の感染広がりで済んでいるというだけであり、今後大感染になる危険性が高い。
基本に戻った対応を行わないといつまで経っても終息は来ないだろう。そもそも医学的には行わなければならない基本的事項がある。
感染者の同定、そして隔離が原則である。このためには検査を行なって行かなければならない。しかし日本では医療崩壊の原因となるという訳のわからない理由でPCR検査を制限してきた。また2月の段階で感染症対策専門家会議も検査を行なってゆくことは感染予防対策として有効ではないとしていた。
この会議には感染症専門医も加わっていたのだろうと思うが、本当に彼らがそう考えていたのかと呆れている。そしてPCR検査は国が認めた人だけに限定し、医療従事者に対する検査も5月頃になってようやく認めたという状態であった。
専門者会議の中には検査を行うべきであるという意見はあったと思うが厚労省の意見に従わないと委員を外されてしまうので、強い意見は述べられないのだろうか。
中国では武漢に始まり膨大な数の抗体検査がおこなわれたが、これは簡易キットであり、自宅で自らが行うこととされていた。しかし厚労省は精度が低いとしてこの方法を採用しなかったようだ。
専門者会議も結局は素人の集まりだったのだろうか。
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