iPS細胞でノーベル賞を授与されている山中伸弥先生が、世界のiPS細胞研究を先導する京都大学のiPS細胞研究所での研究を進めるための研究基金の募集活動に苦労なさっているとのことである。日本政府、官僚、代議士などの無能ぶりに腹が立っている。iPS細胞のさらなる研究を進めるのは日本の役割である。そして山中先生は日本の宝物でもあるのです。国を挙げて研究を進めていただくことを国民は期待しているでしょう。その山中先生自身が研究の時間を割いて様々な形の募金活動を自らやらねばならないことを知り、
大変驚いているのは私だけではないでしょう。
日本の役人は特別枠ということを嫌うのです。議員の中には自分の関係している事柄を特別枠にすることを強要するバカもいるのでしょう。また一番でなくても良いというような野党もいるので役人としては無難に特別扱いではなく平等に、均等に、となってしまうのでしょう。
研究に限らず意義があるという事柄を見極めて特別枠で補助するという判断こそ国としてやらなければことなのです。国は毎年大学、研究施設からの申請に対して研究費を配っています。これも広く均等に、の原則に従い配られるので当事者に渡る研究費は雀の涙。しかしながらそれらに対しても細かな収支報告が求められるので、専用事務員を雇わねばならず研究費の半分は無くなってしまうのです。全く金の使い方が分からない人達が国の財布の管理をやっているのです。
山中先生、もうマラソンなどで寄付の呼びかけはしなくていいです。心ある国民が寄付しますから。