コロナウイルス感染のために多くの混乱が起こっているが、この中でも恒例の如くメディアの意図がわからない報道姿勢に呆れている。
今朝のテレビで中部地域の大病院の理事長の話を報道していた。コロナ患者を受け入れたために外来患者が激減し、大幅な赤字経営に追い込まれていると嘆いていた。いろいろ対策を考えているとの内容であった。以前の外来患者数が半減以下になっているとのことであるが、聞いて直ぐに、ではこれまで通院していた患者さん達はどうなっているのだろうかと心配になった。患者さんの声は聞いていないので大きな問題にはなっていないのだろう。ではもともと外来通院が必要でなかった患者さんだったのだろうか。このような状況でも現在外来通院している方が本当に医療を必要としている患者さんなのだろう。国の保険財政は助かっているのかもしれない。報道は色々な事象の背景その他についても深く考えて報道してほしいと思う。
また不要不急の外出は控え、外食宴会も控えるようにしてくださいとの報道に引き続いて街のレストランの報道に移り、客が減ったり、予約の取り消しで経営は成り立たないと嘆いている店主の困惑の話が流れたが、だから何なのですか? と言いたくなる。メディアの役割は真実を正しく報道することにあるのだろうが、もう少しその状態を巡っての周囲の状況の含めた深い報道を期待する。