また河村市長の軽率な行為が問題となった。オリンピックのソフトボールで金メダルを取った地元の選手が市長への報告として表敬訪問に来られた時にパフォーマンスとして、首に掛けてもらっていた金メダルを噛んで見せたのです。これに対して沢山の非難の電話や投書が市に寄せられ、SNS上でも大きな騒動になり、選手が所属するトヨタ自動車が非難声明を出すという事態にまでなった。これに対して河村市長が謝罪会見を行なったが、ヘラヘラした謝罪で恥の上塗りであった。
私は以前から選手が表彰台でメダルを噛む行為には違和感を感じていた。何時誰がやったのか知らないが、その後どのメディアも金、銀、銅の選手がそろってメダルを噛む写真を欲しがって選手に要求するようになり、恒例のことになっていた。河村市長もそのような報道の写真が頭にあって、つい軽いノリでやってしまったのだろう。何もオリンピックへの冒涜だというほどのものではなかったのだろうが、これが市民の選んだ市長なのだと考えると市民のレベルが疑われてしまうのである。
日本では昔市民の間では、金の小判が本物かを調べるために角を少し噛んでみることがあったそうだが、金メダルは小判より硬かったでしょう。これを機会に選手が表彰台でメダルを噛むような悪い習慣がなくなることを望むが、メディアのカメラマンはデスクの要求に従って今後も撮り続けるかもしれない。