最近はロシアーウクライナ戦争、そして国内での物価高騰などの方に問題が移ってゆき、マスコミ報道は一斉に向きを変えてしまっているが、コロナ感染対応としてのマスク使用解除はどうなっているのだろうか。そろそろ止めても良いと多くの国民は思っているのであるが、国が必要であると決めて国民に配ってまで行なってきたマスクであるのでそれを止める時にも、国としてはっきりとした理由付けをしなければならない。
小泉進次郎氏はなんの根拠もなくもうマスクはしなくて良いと無責任な発言をしている。彼特有のやり方で、話題になりそうな事柄について早どりして発言しておくという小泉家の強かな伝統的戦略なのであろうが、国会議員の端くれとしては、国として始めたことをなんとなく雰囲気で止めるわけには行かないのです。どの様に国民が納得できるマスク解除の政治判断を行うことができるのだろうかを考えるべきです。
日本人は以前からの習慣としてマスクをする習慣を持って来ました。何が目的でマスクをしていたのだろうか? マスクが最も有効であるのはどのような使用法であるのか。
例えば1000人以上が集まったコンサートで、もしもその中にPCR検査陽性者が一人もいなかった時には1000人のマスクは全く必要がなかったと言うことです。
そして、もしもその中に一人の発症者がいたとしても、その人がしっかりとマスクをしていたのならば、この様な使い方が最も有効なマスクの使用法となるのでしょう。
自分が感染しないように使用した999人のマスクより、人に感染させないための一つのマスクの方が何百倍も効果があるということです。以前から日本人の大半は自分が風邪を引いてしまったようで咳が出る時にマスクを使用してきたように思う。
そろそろ日本人が以前から行なってきたマスクの使い方に戻しましょう。コロナ対策にマスクが不要であると言っているのではありません。人にうつさない様にという心使いのマスク使用は優しい日本人の文化であるのです。科学的検証で効果が云々とか言う視点での判断でなくとも十分であると思う。この様な政治判断も有りでしょう。