最近もまた閣僚更迭問題で野党、マスコミは岸田首相の任命責任について追求に時間を費やしている。総理も「任命責任は重い」との見解を述べているようだ。
任命した以上その人の不適切な行動、言動などについて任命者としての責任を問われるべきではある。しかしこれまでにも多くあった事例を考えて見て、果たしてどのような内容について責任を負わなければならないのかをはっきり考えておくべきであると思う。野党は内容に関係なく現政権にケチを付ける目的での追求だが、自分達の足元も気を付けてもらいたい。
閣僚として行政に関する基本的考え方が、大きく異なるような言動、行動については任命者として責任を追求されるべきである。しかし実際問題となっている事象は国会審議の時間を使って問題にするほどの内容ではない。(その行動が許されるということではないのだが)。マスコミなどは十分に身体検査を行っておくべきであったなどと追求しているが、少なくとも何回かの国政選挙で選挙民の信任を得た人物であるので首相としては合格していると判断してのことであろうと思う。首相もこの点を明確に答弁すべきなのである。
政治家は公人であるので細かな点までも明らかにしておくべきだという意見もあるようだが、本気で身体検査をするとなればプライバシーに踏み込んだ調査が必要になりかねない。
しかしこれまでに解任された大臣などで次の選挙で落選した方はほとんど居られないという事実をどのように捉えるべきなのだろうか。重要なことはその人を選んだ選挙民はどのように感じているのか、選挙民には責任がないのかという点である。
マスコミ報道の方に希望がある。新聞、テレビでも代議士の名前を書くときは必ず選挙区名を括弧付きで書いてほしい。あなた達があの人を選んだのかと言いたい。
スポーツ選手の名前の後に年齢を書くことが決め事になっているようだがこれは必要ない。