現在、国、地方自治体などが管理している助成金、補助金はどのくらい種類があるのか調べるのが大変なくらいに多くあります。そしてどのような事例が適応なのか、手続きはどのようにするのか理解するのが大変です。ご自分が現在関わっている事柄に対してどのような助成金、補助金があるのか知らない方も多いでしょう。努力して探し、条件に適応しているか調べ審査に通れば貰えるが、知らないで申請せず受け取れなかった人は残念でしただけでしょう。これらの制度で助かった人は多く居られるので悪い制度ではないのでしょうが、現在のように複雑化し、人手の掛かる事業になっている状況には見直しが必要です。
しかし解りにくい仕組みにしているのが役人の魂胆であることを知らなくてはなりません。
実はこれらの事業が国民のために行われているのではないのです。国は国民生活を助けるためとしてこのような事業を増やしていますが、これらのために多くの役所施設、設備、そしてそれぞれ一つの業務単位の役人が増やされ、管理統括者として天下り役人の就職先となっているのです。役人のための事業なのです。
これらの公的助成金、補助金の原資を辿れば国民の税金です。保険制度と同じで余裕のある方の納税金を困っている人に配っている形です。現実には国、地方自治体が「施す」そして住民が「授かる」と言う上下関係が生まれ国民の税金を使って国民を管理しているのです。そして多くの役人の職場を作っているのです。当然天下りの椅子も多く用意されているのでしょう。それが本当の目的なのでしょうから。